癌の効率の悪い糖代謝

八羅文明 (水溶性ケイ素とは!

 癌になった時の対応や癌予防のためには「癌とはどのようものか」を知る必要があります。それを知ることで時には、決定的な対応が取れるからです。時にはと言うのは癌と一口に言っても実は様々だからです。悪性度の強い癌やそれほどでもないものもあるようです。

 癌の性質の主な特徴の一つに癌は血液中の糖分(ブドウ糖)のみをエネルギー源にしていて、その利用はミトコンドリアを介して有酸素エネルギーの取り出しではなく無酸素エネルギー代謝を行っていると言うことです。ものすごく効率が悪いために多くの糖分が必要にります。

 遠い昔、生物は細胞内にミトコンドリアと言う別の生命体を取り込むことに成功しました。このミトコンドリアの働きで非常に効率よく生命を維持するためのエネルギーを取り出すことができるようになりました。
非常に長い時間をかけて、生物がミトコンドリアを体内に取り込むことが可能になったとのことです。非常に長い時間を要したのは、細胞分裂によってミトコンドリアが生存できなかったためと言われています。ミトコンドリアが細胞分裂の抑制物質を放出できるようになり、生物の細胞内で生存が可能になったのです。

 心臓はエネルギーを効率よく使い生涯働き続けることが必要です。そのためにミトコンドリアが非常に多いのです。そのために細胞分裂しません。心臓に癌ができることはほとんどありません。
 一方、精子は猛烈な細胞分裂によって作られますので、精子の中ではミトコンドリアは生存できません。子供は卵子からのみミトコンドリア遺伝子を受け継ぎ誕生します。

参照:癌の鍵はミトコンドリアにあった(安保徹)

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