過剰なビタミンEは健康の大敵!

20190812 赤口 山の日の振り替え休日
作成 八羅文明(書籍SNSマップ水溶性ケイ素とは!

 「ビタミンEは血行を良くするし、抗酸化作用があるので健康に良い!」と言うのを聞いたことがありませんか?
しかし、過剰なビタミンEは健康に深刻なダメージを与えることが知られるようになってきました。

 抗酸化作用は魅力です。酸素でエネルギーを得ている人体ですが、酸素からはある確率で活性酸素が発生してそのために血管や全身の臓器が酸化されます。それで臓器の機能が衰えてしまいます。(老化)と言うのです。ビタミンEには抗酸化作用があります。また、末梢の血行をよくするとも言われていました。それで、ビタミンEに大きな期待がかかったのです。アメリカでビタミンEのサプリメントを摂っている人とそうでない人との比較が行われました。疫学調査です。
 その結果、ビタミンEのサプリメントを摂取している人はそうでない人よりも死亡率が10%ほども高かったのです。期待されたこととは全く逆の結果が出てしまったのです。人は様々なことで死亡します。事故や病気です。心臓病・脳梗塞・事故などです。こうした中でビタミンEの過剰摂取だけで死亡率が10%も上がるということは、ビタミンEの摂取によってよほど激烈な悪影響が起こっているとしか言いようがありません。人の死亡率をどのような機序で上げるのかは不明です。また、ビタミンEと言っても、サプリメントですからその製造過程で問題が発生した可能性もあります。何もわかってはいないのです。現代の科学医療がものすごい進歩を遂げたと言ってもこの程度のことも明らかにはできていないのです。
参照:大量ビタミンEは寿命を縮めるか?

 原因が科学的に不明だとしても、現実に生活していて、揚げ物や炒め物など生活のあらゆる場面でビタミンEを過剰に摂取してしまう可能性があります。植物油には多量のビタミンEがあります。より健康な生活を願うのであれば、それをどうすべきかの結論を我々は出すしかありません。私の考え方を次回以降に述べさせていただきたいと思っています。

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