植物油は不健康の元凶です

2019/07/11先負 作成 八羅文明(書籍SNSマップ水溶性ケイ素とは!

 私が植物油と決別したのは10年ほど前のことです。植物油の摂取で善玉コレステロールが増加して悪玉コレステロールが減ると言われて、植物油を積極的に摂ることが医療界から推奨されました。バターよりもマーガリンが健康に良いとされたのです。
 私の大好物はテンプラでした。それでほとんど連日のように天ぷらを食べていました。
 健康診断では善玉コレステロールが多いといつも褒められていました。
肥満ではありませんでしたが、深刻な花粉症でした。歯茎は出血しやすく歯周病でした。医者が治らないと言う乾癬を患っていました。
 それが米国では植物油の害が問題視されるようになりました。
油は抽出するときに猛毒の溶剤を使います。効率よく安くするためです。この猛毒を蒸発させて取り除くために200℃に加熱します。当然酸化しますが水素を添加したり手を加えます。これで油が変質して毒性を持ってしまうと言うのです。プラスチックオイルなどと揶揄されるようになりマーガリンに至っては製造禁止になりました。
 こうしたことを受けて私も植物油の摂取を止めたのです。台所からサラダオイルや植物油を含む便利な調味料も捨てました。植物油を含んでいるスイーツやパンも止めました。そのことによる健康上の問題は発生していません。それどころか花粉症・乾癬・歯周病が完治しました。

 今では、マーガリンなどは製造禁止にさえなっている国があるのです。植物油を何故推奨したのでしょうか?
 世界の医療界は間違いをやらかしてきました。今もとんでもない間違いもやってのけています。誠に残念なことではあります。
 医療の何が信用出来て、何を信用してはいけないかが問題です。この判断を間違えると悲惨です。

 私は体の状態を診断することに関しては100%ではないにしても、医者を信用しています。それは人体の構造や機能は医者が長い年月をかけて勉強し実践経験も充分持っているからです。人体解剖の経験があり体が実際どのようになっているかをその目で詳細まで見てきているのです。そうした経験のない我々がどんなに書物を読み漁っても、かなわないと思われます。
 けれども、診断後の医療手当については、特に慢性病の場合に対症療法しか実施できない場合が多く慢性疾患の治療の多くはあてにはなりません。日常の食事などの生活環境で発症した生活習慣病は生活習慣を変えない限り完治することはあり得ません。ところが、この生活習慣にかんする事項は医者はどれほどの教育も受けてはいませんし、実践経験もあまりありません。第一、我々の社会が医者にそのような生活指導を望んでこなかったのです。そのために、医者が煙草や酒や砂糖の害を声高に叫んでも我々の社会はたばこや酒や砂糖を禁止するには至らないのです。基本的に厚生労働行政が無視してきました。なぜこのようになるのでしょうか?何を食べても、売られているものであれば深刻な疾病を来すことがないと言う社会が望ましいのでしょうか?
 そうではないと思います。現生人類が誕生して以来、ホモサピエンスは多様な社会を作り上げてきました。そのことで、ホモサピエンスのみが他に誕生した人類とは異なり生き延びることができたからです。

 多様な社会とは
《多少問題があっても、可能な限り何でも受け入れる社会》
なのです。これは、人々にものすごく大きな可能性を残してきました。けれども、もう一方では人々にものすごく大きな試練を与えることにもなりました。こうした社会を恨み、憎み、単純な社会を模索する人さえ出てきました。歴史上の惨劇をみれば明らかです。
 それでも、結局多様な社会は変わりません。多様性は現生人類が背負った十字架です。多様な社会とは〈自己責任〉の社会です。一人一人の選択肢がものすごく多くて良くも悪くも自分次第の社会です。一人一人が自分で勉強して自分で判断し強く生きていくしかない社会です。食に関しても同じです。悪い食材がどっさりありますが、良い食材もどっさりあります。その判断を間違いたくはないと思っています。

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