最悪の発がん物質PM2.5は人類の宿敵か!?

2019/06/17作成 八羅文明(書籍SNSマップ水溶性ケイ素とは!

煙草が肺癌を引き起こすことが指摘されて長い時が経過しました。多くの人が煙草をやめました。日本でも喫煙者は大幅に減り続けています。それにも関わらず肺癌は増加の一途です。何が問題なのでしょうか?

最近指摘されているのはPM2.5と言うカーボン化合物の微粒子です。PM2.5はWHOが最悪の発がん物質と指定しました。PM2.5は直径2.5ミクロン(0.0025ミリメートル)以下のカーボン化合物の微粒子です。微粒子のために空気中を漂います。化学結合状態は様々のようです。花粉と結合すれば花粉症を強烈に悪化させると言われています。黄砂と結合すると凶悪さが格段に増加するともいわれています。化石燃料を燃やすことで発生します。非常に細かな微粒子のために吸い込むと肺の奥深く達して肺に炎症を起こさせて肺癌を引き起こすとされています。
さらに肺の毛細血管から血液に取り込まれて全身を駆け巡ると言われています。全身を駆け巡った結果どのようなことになるのかは判然としませんが。人の免疫や代謝の負担になることは間違いないと思われます!

物を燃やすことで微量ではあってもPM2.5が発生すると言われています。煙草の煙の中にもPM2.5があることが明らかにされています。煙草で生じるタール・ニコチン・一酸化炭素などよりpm2.5の方が発癌ということでは影響が大きいのかもしれません。当然、焚火などでも発生するのですが多くはないと思われます。

近代産業の発達でエネルギーを化石燃料(石炭・石油)から得るようになりPM2.5が激増することになってしまいました。化石燃料を燃やすことで生じる窒素化合物や硫黄化合物の公害を化石燃料をクリーンに燃やすことで解消してきました。真上には青空が見えていても地平線近くはいつも曇っていた東京の空にも完全な青空がよみがえりました。関係者の努力のたまものです。

けれども、皮肉なことにpm2.5は減らないどころか増えているとの指摘があるのです。高温で化石燃料を燃やせばpm2.5はかえって増えると言う指摘です。

ガソリンの税金の高いヨーロッパではディーゼル車が普及してきました。ディーゼル車は窒素酸化物などを多量にばらまくとされて敬遠されていたのですが、ドイツの自動車メーカーが圧縮比を適正化するなどの工夫で窒素酸化物などを減らせるとして、拡販に乗り出しました。クリーディーゼルと呼んでいるものです。このクリーディーゼルから多量のPM1.0が出されていることが明らかにされました。PM1.0はPM2.5よりもさらに恐ろしい言われています。驚いたヨーロッパの各都市は化石燃料車の都市への乗り入れを一斉に規制し始めたのです。ヨーロッパの自動車メーカーが電気自動車の開発を開始しました。

日本でも気象庁がPM2.5の汚染状況をホームページより公開しています。日本の自動車メーカーは世界一の省エネ車の開発に成功して世界中に販売しています。けれども、pm2.5を減らすことはできませんでした。減らすどころかかえって増やしているとの指摘もあります。この指摘は一台あたりに関してもpm2.5の発生が増加しているとの指摘です。地球を取り巻く大気の層は大変薄くてわずかしかなく、まるで薄皮だと宇宙飛行士が言っています。この薄皮でしかない大気層の中を10億台の車が走ることになってしまいました。そのことに日本のメーカーはすごく貢献してきたのです。

地球規模の発癌環境が出来上がりました。

それでも、日本のマスコミが取り上げて問題にすることはほとんどありません。自動車産業は日本経済の屋台骨であり、それを脅かすのはマズイと思っているのでしょうか?肺癌の犠牲者が多少出てもしょうがないと思っているのでしょうか?

電気自動車に切り替えて、電気を風力などの自然エネルギーから得るようにすれば問題は解決します。そうなるのは50年先のことでしょうか?100年先のことでしょうか?

こうした発癌環境には個人では対処できないのでしょうか?
私は個人でもかなりの対応はできると思っています。

私の試みを掲載していきたいと思っています。

 

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補足記事?

ヨーロッパでは煙突掃除人に癌の発症率が高いことが分かっていました。
煤〈C:カーボンが主元素〉で癌が発症すると考えられたのです。それで、学者や医療関係者が煤の主元素であるカーボンで動物を発癌させようとしましたが容易なことではありませんでした。
日本の病理学者だった山極勝三郎(1863-1930)はうさぎの耳にコールタールを三年に渡って塗り続けて、当時誰もなしえなかったカーボン?による癌発症に成功するのです。
おそらくは、煤が癌を発症させると言うよりは煤の中に一部含まれるPM2.5のようなものが発癌の原因だっだのではないでしょうか?だからこそ、煤だけで発癌させようとしても簡単ではなかったのだと思います。

 

 

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