癌・認知症・脳梗塞・心筋梗塞を引き起こす血糖値スパイク

2019/06/17作成 八羅文明(書籍SNSマップ水溶性ケイ素とは!

 血糖値が高くなっていることを指摘された私の知り合いの夫人は
「スイーツを止められないので、ごはんを減らします」と言っていました。
数年後の現在は膝をいため、活動的だった彼女はスポーツを楽しむことも断念したようです。
ごはんを減らしてスイーツは続けることのどこに問題があるのでしょうか。
それは三時のおやつにスイーツを食べれば全体の炭水化物が少なくても、血糖値スパイクが起こるからです。

 飲食の後に血糖値が急上昇して急低下することを血糖値スパイクと呼んでいます。恐れられています。
吸収の早い糖質を摂り、血糖値が急激に上昇し、危機を察知した脳下垂体の自律神経の指令で膵臓からインシュリンが急激に放出されて一転して血糖値が下がるのです。急激な血糖値の低下は人体が危機を感じて反応した証拠とみなされています。急激な血糖値の低下自体もそうした意味で問題だとされています。膵臓が充分機能しているから良いとはなりません。
 一つは人体は糖質過剰になり体がダメージを受けるのを避けるために過剰にインシュリンを出します。そのことで、一転して血糖値が下がり過ぎることが多いのです。そうすると、再び糖質を欲しがるようになります。甘党の人が三時間おきにスイートを欲しがるようになるのはこのためだと言われています。そうして血糖値スパイクを繰り返すことになります。
血糖値スパイクを繰り返していると、過剰な血糖値のわずかな時間の間にも癌細胞が増殖し、血管はダメージを受けることになります。糖尿病になる前に深刻な疾病を引き起こすこともあります。
血糖値スパイクは一時的なものなので、健康診断では見つからないと言われています。健康診断は空腹状態で実施されることがほとんどですから。

 何故血糖値スパイクが起こるのでしょうか?

 吸収の早い飲食物を摂取するからです。その一つが砂糖ですが、小麦に含まれている糖質アミロペクチンAは砂糖以上に吸収が早くスーパー糖質と呼ばれています。小麦と砂糖は糖尿病を引き起こす元凶だと思われます。そのほかにも糖質の多い飲み物でも起こると言われています。

 血糖値が急上昇するのは飲食の仕方にもあります。空腹時にいきなり吸収の早い糖質を摂りしかも、摂取後に体を休めていたりすれば体は消化吸収に集中することになりますので血糖値スパイクが起こるのです。

 一方で、健康問題を意識している識者からしばしば問題にされてきた白米はそれほどでもないことが次第に明らかになってきています。特におにぎりのように具の少ないものを食べるなどすれば、多少の問題はあるかもしれません。
が通常の飲食ではおかずや汁物と一緒に食べるので血糖値の上昇が穏やかで問題にするほどのことはないようです。マグロ丼・牛丼などでも血糖値の上昇は穏やかです。特段野菜から食べて白米を最後に食べるなどと言うほど徹底しなくてもそこそこ血糖値の上昇は抑えられるようです。

 私は、以前に胚芽米を食べていて歯をすっかり弱くしてしまいました。骨が弱くなり自転車事故で肩鎖断裂と言う大怪我を負い、白米に戻すことを余儀なくされてしまいました。その時に心配したのが糖尿病になることでした。それで、食事は必ず野菜から食べると言うのを実行していました。確かにこれで、血糖値の上昇が防げますが、そこまでやらなくても通常の日本食で米をみそ汁やおかずと一緒に食べていれば充分血糖値の上昇を抑えることができることを下記動画で知りました。

血糖値スパイクを避けるためには
1.血液の急上昇を引き起こす食材を摂らない。代表例が小麦と砂糖。
空腹時にスイーツを食べると言うのは最悪です。
2.糖質だけを摂ると言った状況を避けて、
野菜・肉・魚などと一緒に白米も食べることにする。
玄米食でも玄米だけを食べると血糖値スパイクが起こるそうです。
3.運動をする。特に食後に散歩するなど
軽い運動をするだけでも効果が上がる。

紹介動画(トリビアオタク)
★ 三角食べ(一般的な日本食の食べ方)の血糖値の変化

★ 牛丼での血糖値の変化

★ マグロ丼での血糖値の変化

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