筋肉がグリコーゲンをため込む。運動することと糖質制限のバランスが大事です

2019/06/09作成 八羅文明(書籍SNSマップ水溶性ケイ素とは!

過剰な糖質が糖尿病の原因になることが良く知られています。それで、糖質制限を実施すれば良いと思われますか?

確かに、過剰に血糖値を上げないためには糖質制限が決定的です。けれども、糖質制限をやっても問題が発生します。それは、過剰な糖質制限は、運動するためのエネルギー不足になるという点です。

それは以下のようなメカニズムが関係しています。血糖値が過剰になり始めると膵臓からインシュリンが出されます。インシュリンが出されると、過剰な糖分を全身に筋肉組織がグリコーゲンに代えて取り込みます。肝臓でも過剰な糖分をグリコーゲンに代えて取り込みます。さらに過剰な糖分が脂肪に変換されて脂肪組織に取り込まれます。

つまり、充分な運動をしていて、立派な筋肉があれば糖分をグリコーゲンとして多量に筋肉に取り込むことができるということです。「筋肉」が大事なのです。

ところが、糖質制限などをやりすぎて活力を失い運動不足に陥ると筋肉は衰えます。また、血液中の糖分が不足すると人体には糖分でしか活動できな細胞も多いので筋肉を分解して糖分を得るようになります。結果、筋肉量が減少してしまうのです。それでは、何のための糖質制限か分からなくなってしまいます。筋肉に蓄えられるグリコーゲン量は肝臓にためるよりもはるかに多いのが普通です。運動するためのエネルギー不足になるほどの糖質制限は、バランスが崩れてしまいます。

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