環境ホルモンが乳癌・前立腺癌を引き起こす!

2019/05/02 作成 八羅文明(書籍SNSマップ水溶性ケイ素とは!

あなたは乳癌を恐れていませんか?前立腺癌が気になりませんか?
これらの癌は環境ホルモンで発症すると言われています。
具体的には、家畜の飼料に混ぜる抗生物質や成長ホルモンなどが
乳製品にわずかですが出て、これが人体のホルモンバランスを崩して
乳癌や前立腺癌を引き起こすと考えられています。
人体の生命活動を支えているホルモンは本当に微量だからです。

対策としては乳製品は摂らない、国内産の肉特に鶏肉や豚肉を
食べるようにする。味噌汁を常食するなどです。

乳製品の摂取量が近年増加しています。が欧米人よりはるかに少ないのが現状です。また、近年食の欧米化で摂取量が減ったとは言え味噌汁は根強い人気があります。味噌汁にはホルモンバランをを整えてくれる作用もあります。こうしたことが、日本では乳癌や前立腺癌が欧米よりははるかに少ない原因と考えられています。

人体の生命活動にはホルモンが重要な働きをしています。脳下垂体で産生される成長ホルモン、副腎で出される副腎皮質ホルモン、などのほかに男性ホルモン・女性ホルモン・甲状腺ホルモンなどが知られています。

例えば、過剰な糖質を摂り血糖値が上がりすぎるとその危険から体を守るために膵臓からインシュリンと言うホルモンがが放出されます。インシュリンは血液に乗って流れ全身の肥満細胞に働きかけます。肥満細胞は糖質を脂肪に変換します。そのことで血糖値を下げます。血糖値を急速に上げる糖質が肥満の頑強だと言われる所以です。具体的には小麦と砂糖です。
(参照:基本の糖質制限食)

一方血液中の糖分が不足すると生命活動を維持できなくなります。その時には副腎から皮質ホルモンのアドレナリンが血液中に放出されます。アドレナリンが肝臓に達すると肝臓ではグリコーゲンが糖に変換されて血液中に放出されます。
もし、低血糖が続けば落命することもあり得ます。

こうしたホルモン活動に影響を与えるような外部から人体へ取り込まれる物質のことを環境ホルモンと言っています。人体のホルモン活動をかく乱するので「内分泌かく乱物質」と呼ばれています。
問題は、この環境ホルモンはごくごく微量で人体に影響を与えてしまいます。どれくらい微量かというと、ピコグラムという単位(1グラムの何と1兆分の1)で表せれるほど小さいのです。
プラスチックから溶出される化学物質・食品添加物・農薬・重金属・工業廃棄物など様々な可能性が指摘されています。
が、解明されているわけではありません。

けれども、その影響が非常に大きなものであることが指摘されています。

野生動物の異常

この環境ホルモンが騒がれるようになった事の発端は、野生動物の生殖器官や生体に異常が発生したことです。 巣を作らないワシ、ふ化しないワニやカモメの卵、メス同士で巣を作るカモメ、子供を産まないミンク、メスに性転換していく魚や貝類などが挙げられます。

参照:〈失われし未来〉 翔泳社
参照:〈メス化する自然〉 集英社

人の異常

精子の数の減少、現代人の精子の数が大幅に減ってきていることが報告されています。
デンマーク、コペンハーゲンの、ニールス・スキャケベクの調査によれば、男性の精子の数が1940年、1ミリリットルあたり、約1億1300万あったのが、50年後の1995年には45%も減少し、1990年では、1ミリリットルあたり、約2000万しかない男性が1940年と比べて3倍にも増加しています。

子宮内膜症の増加

子宮内膜症というのは、子宮の内にある組織細胞(子宮内膜)が、子宮以外のところに出来て増殖する病気です。子宮の外、たとえば、卵巣、膀胱、腸などにあらわれ、月経のときに剥離していくので、女性にとっては大変な痛みを伴います。
アメリカでは、10人に1人がこの病気にかかり増加傾向にあります。

精巣ガンの増加

精巣ガンも増加しています。1940~1990の50年間で、約4倍に増えました。

前立腺ガン、乳ガン、子宮ガン、膣ガンなどの増加も

環境ホルモンとの因果関係が疑われています。特に乳ガンは、どれだけ環境ホルモンの暴露(環境ホルモンにさらされることを暴露と言います。)を受けたかによって発生率が高まります。

女性化する男性

胎児、乳児、子供への影響として挙げられるのが、男性の女性化です。遺伝子のプログラム上、人間の性別は最初女性になるようにできています。次に、男性になるためにワンクッションの手順が必要なのですが、環境ホルモンによって妨害されることがあり得るとされています。染色体で見れば男性であっても内部生殖器は女性であったり、胎児のときのホルモンの関係で、脳が男性化されないこともあるそうです。

実際のところ、これらが、環境ホルモンのせいなのかどうか、実証されたわけではありません。しかし、自然科学的に見て、動物の間では、すでに問題が起こり、マウスを使った一部の実験などでは、環境ホルモンの生殖活動に対する影響が
判明しています。人間にも影響が及んでいると考えるのが自然です。

母体からは、これらの外乱物質が出産に際して子供に出ていくと言われています。出産は強力なデトックス(毒抜き)と言われています。母体から無くなった毒物は新生児が持っていくのです。
何が起こるのでしょうか?
空恐ろしくなりませんか?

性的な異常などが激増しているのが無関係とは思えません。

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