タンパク質の適切な補給は老化対策には決定的です!

2019/05/13 作成 八羅文明(書籍SNSマップ

「ビタミンCには抗酸化作用があり老化対策には素晴らしい効果を発揮します」と聞いたことがありませんか?
あるいは、
「ポリフェノールには抗酸化作用があり老化対策には非常に良いです」
とお聞きしたことはありませんか?
生物体内での酸化は老化の決定要因だと指摘され非常に多くの疾病を引き起こす要因だと言われています。
シミなどから始まってアルツハイマー病や癌に至るまで影響していると言われています。
けれども、人体はビタミンCやポリフェノールよりもはるかに強力な抗酸化剤を持っています。
それは、尿酸です。尿酸はタンパク質の最終代謝物です。
テナガザル・ゴリラ・オランウータン・チンパンジー・人(ホモサピエンス)などの高度に進化した霊長類は体内でビタミンCの生成をやめて血液中の尿酸を確保するように進化しました。
このことが上記の霊長類の寿命を大幅に増やしたと言われているのです。
それでは、そんなに立派な抗酸化システムを持っている人類が何故容易に癌になったりアルツハイマー病になったりするのでしょうか?
その一つが尿酸値が高くなり血液中の濃度が7mgを超えるようになると血液中に完全に溶け込まないで結晶ができ始めることです。結晶が成長して針のようになれば血管を突き破ります。猛烈な痛みが出ます。痛風です。特に足の付け根に起こることが多いようですが、それほど猛烈にならなくても関節には細かな微小な結晶がたまり関節トラブルを引き起こします。
要するに尿酸が過剰になると血液も局所的に流れが悪くなります。立派な抗酸化血液を持っていても血液の流れが悪くなり組織に尿酸が供給されなければ局所では細胞などの酸化が起こります。
こうした、血液の流れがよどんだりすることが問題なのです。過剰な尿酸だけが問題ではありません。スイーツや揚げ物などのカロリー過多や油などのために血液がドロドロになれば流れがよどみます。アルミなどの有害物を摂取すれば毛細血管の血流が止められます。現代にはそうした危険一杯の添加物や有害物がいっぱいあるのです。それらを放置しておくと尿酸と言う素晴らしい抗酸化剤をもっていても機能が発揮できなくなります。ましてそうした状態を放置して、野菜にビタミンCがあるからたっぷり摂ればよいとか、ワインにはポリフェノールがたっぷりあるからと言っても無理筋です。
《人体に毒になったり代謝の負担になったりするものを排除する》のが第一にやるべきことです。
その詳細については拙著:基本の健康食を参照していただければ幸いです。
がここでは、タンパク質を摂りすぎることによって引き起こされる高尿酸血症への、私が実践している対応を述べさせていただきたいと思います。
最初に注意していることは摂取するタンパク質の内容が問題です。私の場合は大豆の加工食品である納豆・味噌汁・醤油・豆腐を常食しています。大豆には特にその皮にはフィチンなどの毒物が含まれています。天然の植生の多くは多かれ少なかれ他の動物などに食べられないために毒物を持っています。特にその皮には毒物を持っています。大豆も例外ではありません。けれども、それらは発酵させたり、多量の水でさらしたりして除去できます。上記の味噌などは毒物が取り除かれて体に非常にやさしいものに変質しています。毎日食べて問題がないことは、100才の老人が毎日食べていることで実証されています。長い歴史が問題ないことを証明してきました。こうした食品を食べることでの問題も指摘されていません。味噌には癌予防効果があることが明らかにされました。参照:味噌に癌予防効果がある!疫学調査

次は肉類です。
国産の鶏肉・豚肉を食べています。たまに牛肉を食べます。外国産のものは家畜の飼料に何を食べさせているかに多くの問題が指摘されていて、その実態が分かりません。従って、基本的に食べません。例えば農薬に強い遺伝子組み換え作物を農薬を多量に使って育てて、それを飼料にしている例が報告されています。あるいは飼料に成長剤などを混ぜたりします。こうして育てられた肉を常食したりすると乳がんや前立腺がんになったりすることは避けられないでしょう!

魚介類に関しては
鮮魚が中心です。干物などにはしばしば酸化防止剤などが添加されています。たとえば、ビタミンEです。ビタミンE自体に問題があるのか、それを作り出すときに問題が生じるのか不明ですが恐ろしい結果も報告されています。ビタミンEを摂ると死亡率が10%も高くなると言うとんでもないことが報告され関係者を驚かせました。参照:サプリ好きの米国民に衝撃
また、マグロなどの大型の魚は食物連鎖の頂点に近く、それだけヒ素や水銀などの有害金属を多く含んでいますので常食はしません。
また、他の食品とのバランスを重視しています。
私は白米を毎日食べていて小麦は摂りません。肉だけ食べて白米を止めるなどと言った極端な食事はしません。
ただ、糖分でしか生きられない癌対策のためにやや控え気味に食べていますが、その日の活動量に応じて変化させています。
野菜もたっぷり食べています。
拙著:基本の糖質制限食を参照していただければ幸いです。

最近の傾向として白米を減らし気味でその分タンパク質が増加している傾向です。そのためか関節に違和感が出たりしています。タンパク質が過多になったり、栄養状態が良すぎると抗尿酸値症になり痛風の危険が増します。
それで、水分補給を心がけています。(高血糖などとは異なり高尿酸値症では逆に喉が渇かないです)

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