医者が自分が癌になったらどう対処するか?書籍紹介【医者の私ががんを消した食事法】

2019/04/15 作成 八羅文明(書籍SNSマップ

 「やっぱ癌は治らないのだ!」と、毎年多くの医者も癌で亡くなります。
そうした中で癌を完治させた医者の話です。
外科医である医者(中野重徳)が
前立腺がんになり、外科医にもかかわらず手術は行わないで
ホルモン療法を行い、やがてホルモン療法も止めて、
医療の治療の定番外の食事療法をやって癌を克服しました。
そのいきさつと、食事療法の詳細を記述しました。
【 医者の私ががんを消した食事法 中野重徳】

八羅文明が考える外科医の中野重徳が癌を克服できた理由です。

朝起きてから寝るまでの生活のすべてをこの医者は見直しています
こうした本格的な取り組みで癌を消すことに成功しました。

第一には、外科医の専門的な立場にとらわれることなく
内科的な事項や医学が苦手とする食品や運動などの
生活全般に渡って広く見ることで全体性を確立しました。
外科医でありながら分子栄養学などを幅広く勉強しました。
第二には、体調が悪くなっても治療のためとして我慢するのではなく
体調をよくすることに努めました。自分の体に常に聞いてみています。
第三には、癌検診や栄養状態のチェックは欠かさずに受け続けました。

がん発病前の生活
相模原中央病院理事長として忙し日々を過ごしていました。
朝は自宅で食事をしますが、昼と夜は外食です。
酒もかなり飲みます。甘党ではありません。
《こうした生活で癌にならない方が不思議です。八羅文明のコメント》

癌発症
2003年1月、72才の時癌検診で前立腺がんが見つかりました。
それ以前に大腸ポリープの切除をしたことがありましたがポリープに
癌が見つかりました。ただし癌の位置からこの切除で癌も取り除かれたと判断できました。

前立腺癌のホルモン療法
外科手術では手術後に尿のコントロールができなくなり
失禁が避けられません。それでは仕事は続けられないと判断して
ホルモン療法を受けました。
一時間~一時間半程度の歩行訓練を毎日行って筋力低下を防ぎました。

ホルモン療法で成果が上がりましたが、フラッシュバックと呼ばれる
女性に多い更年期障害と同様の副作用に悩まされてホルモン療法も断念しました。

食事療法
ポーリングが始めた分子栄養学などを学びながら癌対策の食事を
考えて実践しました。
その概略です:
糖質制限に関しては甘党ではないので糖尿病の可能性は低いです。
酒は糖分の低い蒸留酒に限定して醸造酒は飲まないことにしました。飲酒の量は減らしました。
★糖質制限や栄養素を補給すると言う観点から
玄米食を推奨する意見も少なくありませんが、
この医者は玄米食を受け付けられないとのことで白米を食べました。
ただし白米のご飯は必ず野菜と一緒に食べることにしました。
( 八羅文明コメント:
これが大正解だと思えます。
玄米の胚芽には重金属や農薬が含まれます。ビタミンやミネラルが豊富だとしても
毒物にやられてしまいます。癌患者に良いとはとても言えません。半死の重病人がお粥をすすって生き延びてきました。お粥は白米です。断食後に体力を回復させるために最初に食べ始めるのは白米のお粥です。
100才を超える老人が毎日白米を食べています。玄米推進している人たちは歴史や
社会を無視しているとしか私には思えません。私も胚芽米を10年食べて、体がすっかり弱くなり歯が抜け骨折しやすくなりました。白米に戻して回復しました。ただし、この医者のように食べ方には注意しています。 )

重要視した抗ガン作用が期待できる栄養素
1.ビタミンA
癌細胞を正常な細胞に戻す作用があります。
2.タンパク質
癌のためにタンパク質が不足するので補ます。
イソフラボン(大豆に多く含まれる)が決定的です!
味噌汁・醤油・豆腐・納豆などの日本の伝統食材が癌には有効です。
3.オメガ3脂肪酸
現代人はオメガ6脂肪酸を摂りすぎています。これがアラキドン酸に変わり癌の増殖を促します。オメガ3脂肪酸は癌の増殖を抑えます。
4.ビタミンD
ビタミンDに癌を抑える働きがあることが分かってきました。外に出て日光に当たることを心がけました。
(日焼けすると色素が増えて、ビタミンDはできづらくなりますので、日焼けしないよう戸外に出ることが肝心です。木陰でも十分なのです。八羅文明のコメント)

上記、2,3,4の栄養を得るために魚を毎日食べるようにしました。

5.ビタミンCの点滴も受けました。
ビタミンCは体内で過酸化水素を作り出し癌細胞を殺します。
正常細胞には過酸化水素を消す働きがあります。
(ビタミンCの点滴がどの程度の効果があったかの判断はむつかしいのが現状です。八羅文明のコメント)

6.心を強くする食事
癌と戦う時には弱い心では戦えないので
心を強くする食事を心がけました。
心を強くする食事とは
★炭水化物の摂り方
★タンパク質を充分補給
★ビタミンB6、亜鉛 鉄などを充分補給

7.食事療法を実施している現在も
30分程度の歩行は毎日やっています。
筋肉増強が免疫力を高めます!

8.免疫力を高める食事
 1.充分なたんぱく質
 2.食物繊維と発酵食品は決定的
 3.腸内環境を整える
 4.期待の抗酸化(将来の希望を抗酸化に求めていると言うことのようです)

八羅文明のコメント
【  癌も生活習慣病であり、生活習慣が原因なので
結局、生活習慣を徹底して見直して改善することが
完治させるための本道だと思います。(この書籍はその実例です)
生活習慣病を手術や薬だけに頼るのでは、良い結果は得られない
のではないでしょうか?
私は、むしろ、生活習慣を改善して、それでも不足な時のみ
手術や薬に頼ればよいのではないかと思っています。
癌は怖いとは言ってもほかの他の多くの病気のように
放置しておくと、数日後にあるいは一週間後に
死亡してしまうと言う病気ではありません。
余命三か月と言われても、三か月もあるのです。
その間に自分でやるべきことがたくさんあるように思います。

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