癌予防の基本

2019/03/28 作成 八羅文明(書籍SNSマップ

癌対策は総力戦で!

現在では誰でもがなる時代になってきました。「私も癌になるのでは?」と不安に思われていませんか?いまだ、癌が完全に解明されたとは言えませんが、人類の多くの経験からかなり明らかになってきました。癌とはどのようなものなのかを知れば、対策は可能であることが明らかになってきたのです。

人体は60兆個ほどの細胞からなると言われます。この大多数は一年以内には置き換わるのです。この細胞が置き換わるときにある確率でも癌が発生しています。つまり誰でもが日常的に癌を発症しています。発生した癌細胞を人体から免疫が取り除いてくれているので問題がないのです。免疫が弱ったり、免疫力を超える癌細胞が発生した時に人は癌に負けてしまうのです。

癌細胞がどのような飲食物や大気汚染で発症するかはかなり明白です。同じように、どのようなことで人の免疫力が衰えるかも明らかです。したがって癌の対策は充分可能です。問題は癌を引き起こすのものや免疫力を低下させるものは生活の広範囲に渡るために生活全般を見直す必要があると言うことです。特定の薬だけで癌が克服できるなどと言うことではないのです。特定のサプリメントを摂ればそれだけで癌対策ができると言ったことでもありません。

朝起きてから寝るまでの生活全般を見直してその一つ一つに問題がないかどうかを確認することが必要になってきます。こうした話をすると「とんでもないことだ!そんなことができるはずがない。そんなに暇ではない!」と思いますか。でもやってみれば意外と簡単です。手間も金もかからないことが分かります。薬を常用したり、医者通いをしたりする手間や費用を考えればどれほどのことでもありません。全般的な取り組みは現代では治せないと言われる多くの難病にも有効と思われます。私は医者が「治らない!」と言った乾癬を30年以上も患いサプリメントや薬やヨガやお灸などに途方もないお金と時間とをつぎ込みましたが成果は得られませんでした。けれども、この癌対策と同じ健康法を実践すると1週間で乾癬が治り始め3か月後には完治しました。

 

癌は局地戦では予防できません。

まさに「狭き門より至れ、広き門は滅びに至る道!」です。
朝起きてから寝るまでの一切の食事や生活習慣を改善してこそ、効果を上げることができます。癌だけに的を絞るのではなく糖尿病・認知症・心臓病・脳梗塞 などの予防も同時にやると言った総力戦でのみ癌予防も可能と言えます。以下の対策は癌だけに有効と言うことではありません。

以下は総力戦を戦うための具体的方策です。
1.適正体重の維持
2.大気中にも発がん物質(PM2.5)
3.体温を下げない
4.適切な健康食
5.日焼けの防止と適度な日光浴
6.禁酒・禁煙が基本
7.適度な運動(有酸素運動)

1.適性体重を維持する。

太ると癌の発生率が高くなります。太ることによって、体の代謝機能に大きな負担がかかります。脂肪組織には重金属などの発がん物質が蓄えられます。太ると免疫力が低下します。

やせても、発癌率が高くなります。やせているとエネルギー不足の可能性が大きくなります。エネルギー不足だと体温が下がります。エネルギー不足だと免疫系にエネルギーを供給できません。

肉食動物は糖質に代わって脂肪からの変換物質であるケトンがエネルギーとして使われます。たんぱく質の分解でもエネルギーを作れます。けれども、体の代謝の負荷が増します。肉食動物の癌発生率は非常に高いといわれます。
我々ホモサピエンスは雑食種として誕生して、雑食ゆえに生き延びてきました。糖質でエネルギーを摂り、たんぱく質で体を作るのが基本です。糖質ゼロなどを続ければ体を傷めつけて癌リスクが高まるのは必至です。

2.大気中に最悪と言われる発がん物質PM2.5

近年ヨーロッパの自動車メーカーが一斉に電気自動車を開発し販売を始めました。何故でしょうか?それは最新鋭のクリーンディーゼルをうたい文句にする車から恐るべきPM1.0が放出されて、これがどうしようない発がん物質だと分かりEUの主な都市への化石燃料車の乗り入れ禁止が始まったからです。「大気汚染と言う公害に打ち勝ったと思っていたらとんでもないことになっていた。大気汚染はスモッグに煙る中国の問題だ!」などとたかをくくることが出来なくなってしまったのです。日本でも同様です。クリーンをうたい文句にする最新鋭のガソリン車からPM2.5の発がん物質がかつてのガソリン車にはなかったほど多く出されていることが明らかになってきました。化石燃料をクリーンに燃やすために高温・高圧で燃焼させるとより多くのPM2.5が発生することになってしまったのです。世界中で喫煙者が減少しているのに肺癌は増加の一途です。

対策にはマスクの着用が有効です。人の鼻にもフィルター効果があります。( 鼻呼吸も有効)
春先に中国大陸から飛来する黄砂は問題です。黄砂とPM2.5がぶつかると最悪のNPAHという100倍も強力な発がん性物質ができます。

★ 解決は電気自動車の普及と自然エネルギー発電!

3.体温を下げない

体温が一度上がると免疫力は5~6倍になります。また、癌細胞は高温に弱いのです。
体温を上げる方策
参考動画-1

参考動画ー2

参考動画ー3

4.基本の健康食  自己責任で対策するしかない!

★ 発癌食材
唐辛子・白ワインは皮膚がんを引き起こします。乳製品は乳がんを引き起こします。砂糖はピロリ菌の餌になりピロリ菌は胃がんを発症させます。アルコールから変換されたアセトアルデヒドは防腐剤です。アセトアルデヒドは肝臓に癌を引き起します。

★ 食品添加物は避ける
食品添加物には発がん性が指摘されているものもかなりあります。発がん性が無くても癌を増殖させる作用が指摘されているものもあります。これらを食品の材料表から読み取ることは専門家でもない限り不可能です。食品添加物は避けると言うのが妥当な対策です。外食に頼ったり便利な食材で済ませたりするのは危険です。

★ 農薬・重金属・自然の植生が持つ毒
有害金属を避けます。アルミは厳禁!
(膨張剤・アルミ缶飲料・アルミ鍋・アルミ缶詰め)
マグロ(水銀などが多い)はほどほどに。昆布もほどほどにヒ素が多い。外国産の野菜や果物は避けた方が良いです。

★ 充分な水分補給
水を充分とることで、膀胱癌や大腸癌の予防になります。心臓病や脳梗塞の予防にもなります。高すぎる尿酸値を下げることもできます。因果関係は不明ですが、血清尿酸値の上昇に伴って、悪性腫瘍による死亡の増加が報告されています。男性では呼吸器・消化器、女性では乳腺・生殖器の癌による死亡の増加です。
水分の充分な補給は代謝を維持して健康を保つための基本です。
(魚類が陸上に上がり肉食獣が誕生した。その時
食物の水分を体内に再吸収するために大腸ができた。
この時から肉食獣の癌のリスクが高まる宿命を
背負った?)

4.免疫系に負担を掛けないで免疫を充分働かせる。

★ 体調の悪い時には食事を抜くのも選択肢の一つです。
   消化・代謝機能を休ませて、免疫機能を働かせます。
   必要な栄養素の確保!
   白米や味噌汁の他に肉・魚・野菜・果物をしっかり摂ります。
★ デトックス
卵の黄身には硫黄分が含まれます。この硫黄分が有害金属と結合して体外に排泄してくれます。有害金属であるアルミやカドミニウムなど広く分布しているために、完璧に摂取をゼロにすることは困難です。従って、卵を食べることでデトックスの効果が期待できます。

5.適切な日光浴とは(皮膚がん・老化の防止・骨折予防)

   紫外線を浴びると皮膚癌になることは知られています。
  皮膚癌にならなくても、免疫に大きな負担になると考えるべきです。
  紫外線防止のために人体は色素を出して黒くなりますが、
  そのこと自体が、体には負担になります。
  そうした意味で、紫外線予防は皮膚癌以外の疾病の予防にもつながります。
  ビタミンDを働かせるのに直射日光は返って問題になります。
  日陰の日光浴が理想的です!
戸外の日陰で充分ビタミンDが得られます。  キノコ類を摂る

         白人・黒人・黄色人種
         日焼け止めクリームに発がん性がある。
    ★ 戸外に出る時は、ツバの広い帽子をかぶる。
      腕カバーなどで皮膚を直射日光に晒さない。

 

5.免疫を働かせるために

1.代謝に負担になるものを避ける。
砂糖・小麦・乳製品・食品添加物・油・農薬・自然毒
2.必要な栄養素を確保する。
過度の糖質制限は問題
3.血圧降下剤などの免疫抑制の副作用をもつ薬を
常用しなくてよい食生活。
血圧を下げる食生活

6.アルコール

癌に限らず、病気や怪我を負った時に禁酒・禁煙は基本です。
強い酒を飲んでいると食道癌や胃癌になります。酒の絶対量が多いと肝臓癌やすい臓癌にもなります。適度な飲酒は寿命を延ばすと言われていますが、この適度を見極めるのは大変です。体力や肝臓の解毒機能には個人差が大きく、多くの人が飲み過ぎます。飲み過ぎて寿命を縮めている人が多いと言えます。

白ワインには皮膚癌になるリスクが高いことが報告されています。赤ワインにはそのリスクはないそうです。私が比較的良いと思える酒は薄めた焼酎・ウイスキー、日本酒・ブランデーといったところです。ビールはプリン体が多く尿酸値を高めます。

7.適度な運動(有酸素運動)

細胞内のミトコンドリアが酸素を使って効率よくエネルギーを糖分から取りだしています。ミトコンドリアには細胞分裂を抑制する効果もあります。ミトコンドリアが充分働いていれば不要な細胞分裂は抑制されます。前記の安保さんの動画を参照してください。100メータを全力疾走などの瞬発力を伴う無酸素運動とは異なり、有酸素運動とはジョギングなどの持久力を必要とする運動です。ジョギングは膝に圧力がかかるために成長ホルモンが出されて老化防止の切り札にもなります。

参考

【 古くからヨーロッパでは煙突掃除人に癌が多いことが知られていました。そのために煤の主成分であるカーボン(元素記号C)が癌を引き起こすと考えられました。ウサギの耳にコールタールを塗って懸命に癌を発症させようとしましたが、癌はできませんでした。長い時を経過して、現代では煤の中の微粒子であるPM2.5が強力な発がん物質であることが分かってきました。PM2.5と言うのは直径が2.5ミクロン以下のカーボン微粒子で、その細かさゆえに肺の奥深くまで到達して毛細血管から血液中に吸収されて全身を駆け巡り肺や全身に癌を引き起こすことが知られてきました。この細かなカーボン化合物粒子は化石燃料を燃やすことで発生します。特に、高温や圧力を高めた状態で燃やすと多く発生します。現代の省エネルギー車とは燃費を上げるために圧縮比を上げてより高温で爆発させています。それで以前とは比較にならないほど多くのカーボン微粒子がまき散らされているのです。石炭を燃やすときにより高温にすれば、一見きれいな燃焼に見えますが細かなカーボン微粒子は増加すると考えられます。EUのディーゼル車に至ってはPM2.5よりもさらに細かで恐ろしいPM1.0が発生することが知られるようになりました。大気汚染はガスに曇る中国の問題だなどと楽観できるような状況ではないことにEU諸国が気づき始めたのです。それで、EUの各都市が一斉に車の都市への乗り入れ制限に動き始めました。EUの自動車メーカーが一斉に電気自動車の開発に乗り出しました。ついに人類は微粒子カーボン化合物と言う宿敵を見つけだしたのだと思います。  】

参照:

電子書籍:癌予防の基本の健康食(食の総力戦)               電子書籍:基本の糖質制限食 癌予防にも有効な糖質制限食です。
現在実行されている糖質制限食の多くは
糖質ゼロを謳いケトンに頼るなどしているので
癌予防には不適切!!!!!
電子書籍:人類進化に学ぶ健康食
糖質制限をケトンに頼るのは危険である。
やせることが出来ても、癌になる。

 

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